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…虚飾』、2月に読了。佐高信著。講談社文庫。2003年8月刊。 石原莞爾に対して、市川房枝さん (p.11) や藤沢周平さん (p.144) さえもが甘い評価を・・・。 魯迅との人間性の対比。「「ああ、もはや言うべき言葉はない」/そう思って魯迅は医学の道を捨てる。・・・/・・・同じころ、仙台にいて、魯迅は一大決心をしたのに、石原は自らの逸物を描いていた。・・・あまりに激しいコントラストではないか」(p.51)。 『沈黙のファイル ― 「瀬島龍三」とは何だったのか ―』に同様なこ…
…原莞爾/その虚飾』、佐高信著】 「 手と足をもいだ丸太にしてかへし 万歳とあげて行った手を大陸へおいてきた/・・・鶴彬は、こうした刺し貫くような反戦川柳をつくって逮捕され、赤痢にかかって、手錠をかけられたまま、二十九歳で病死した」(p.78)。 「のちに筑豊の炭鉱に入った記録文学作家の上野英信 (本名、鋭之進) も建大に学んだ一人・・・/・・・上野の小伝を書いている川原一之は、・・・/上野は建大時代のことを黙して語らなかった。・・・/・・・石原は「・・・、さっさと満州を去った…
…号)、1月に読了。 佐高信さんの「筆刀両断!」は、「小心ゴーマン男」と題して小林よしのりを俎上に (pp.96-97)。「中島岳志の『パール判事』(白水社)に必死のイチャモンをつけている・・・。/小林にメチャクチャなデッチアゲの中傷をされた斎藤貴男・・・「女と寝ている写真でも撮られてるんだろう」というのは言論以前で、・・・/「中国の女スパイに金玉写真でも撮られているのか?」という吹き出しをつけて・・・小林の下品さと往生際の悪さは論外である」。「その麻生が「品性下劣」にも野中広…
…009年1月号)】 佐高信さんの「筆刀両断!」は、「昂まる異常識度」と題して奥田碩をやり玉に (pp.60-61)。 斎藤貴男さんの「「非国民」のすすめ」(pp.70-73)。前号の山際さんの批判について、「・・・面識のない山際さんよりも、こんな侮辱的な批判をそのまま載せた編集長の篠田さんに少なからず失望した。・・・何も知らないのに悪し様に罵るやり方はジャーナリズムではない。・・・こんな傾向に『創』までが侵されているようでは、日本のジャーナリズムは本当に滅びる」(p.73)。…
…ない」(p.65)。「水素燃料電池車にも多くの疑問点」(p.76)。「大量生産・大量消費の枠組みから一歩も出ず、高性能・高機能を追求し、資源を余計に使って製品やそれに必要な社会施設をより複雑にすることが、そもそも持続可能な社会の方向とは正反対なのではないか」(p.77)。最後の「奥村宏×佐高信」対談のタイトルは今日を予見的にとらえている、「GMは墜ちた トヨタが墜ちない理由がない」(p.111)。そして、鎌田慧さんの『自動車絶望工場』(p.131)の時代と何か違っているのか?
『佐高信の新・筆頭両断』、10月に読了。佐高信著。講談社文庫。2006年3月刊。解説は魚住昭さん「解説 ― 佐高信と反ファシズム」。「・・・何かを学ぶのは知識をふやすためではなく、ミソとクソの区別をつけるためである。・・・長谷川慶太郎、堺屋太一、そして竹中平蔵の〝時流の経済論者〟の系譜があり、それに対立する〝反時流の経済論者〟として城山三郎、内橋克人・・・の系譜がある・・・時流にはもちろん、バブルというルビ・・・」(pp.35-36)。城山さんは、「・・・言論の自由のない当時…
権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。権力にへたへたする役者じゃ意味がない。・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」(p.52)。『勁 (つよ) き草の根』(草の根会発行)、『松下竜一の青春』(新木安利、海鳥社)。「たしかに年収二百万で泰然としている男を夫にするのはむずかしい。洋子夫人以外…
…任』、10月に読了。佐高信×魚住昭著。角川文庫。2008年5月刊。「業」(p.10) (※1)。伊丹万作の「戦争責任の問題」(『映画春秋』一九四六年八月号)(p.23) を基調に対談がスタート。まずは、「中坊公平体験」から。安田好弘弁護士 (※2、※3) の不当逮捕、冤罪。その不当性に暫くして気づいた魚住さん、不当逮捕後に「私が目が眩んでいた」中坊さんと決別した佐高さん (p.25)。(佐高さん)「・・・福島瑞穂・・・や海渡雄一・・・なんかからは、「弁護士として中坊はちょっと…
【佐高信×魚住昭著、『だまされることの責任』】「伊丹の「だまされることの責任」にからめて言えば、公明党に票を入れる人は「だまされたと思わない人たち」、つまり「信ずる人たち」」(p.72) (※5)。(魚住さん)「小泉さんというのはものすごく空疎な人・・・頭の中は空っぽ、中身は何もない・・・。野中さんとか・・・たたき上げの議員たち、・・・彼らは彼らなりの実質というものがあった」(p.79)。(佐高さん)「「自己責任」とイラクで人質になった人たちに向かって言った政治家って、きれい…
【佐高信×魚住昭著、『だまされることの責任』】内橋克人さん (p.132)、斎藤貴男さん (p.146)、本田靖春さんと「黒田軍団」の黒田清さん (p.176)、久野収さん (p.189)。解説は森達也さん。「・・・実際には、少年事件は凶悪化もしていないし増加もしていなかった。・・・戦争の大義が捏造されたものであることがわかった・・・侵攻を支持せよと主張した多くの人たちは今も何食わぬ顔をして、テレビのコメンテーター席に座っている。・・・NHKのETV番組改変問題・・・圧力をか…
…06年5月刊。解説は佐高信さんで、「柔和な風貌の中に硬骨の芯を秘めている魚住の本を、是非多くの読者に耽読してほしい」(p.430)。差別に対峙しつつ伸し上っていく前半と、権力に上り詰めて頂点にあと一歩の後半・・・。「この国の歴史で・・・の事実を隠さずに政治活動を行い、権力の中枢にまでたどり着いた人間は野中しかいない」(p.393)。「・・・戦争に巻き込まれるようなことだけは命がけで止めなきゃいけない・・・」(p.56)。一方、小渕政権 (※1) でやったことは? 国旗・国歌法…
佐高信著『城山三郎の昭和』、3月に、名古屋からの新幹線の中で読了。角川文庫、2007年4月刊。城山三郎さんも、著者も大好き。城山さんを”ダシ”に、様々な事象や人物を。「・・・・・・大岡の日記には、・・・・・・「夜、テレビニュースにて、山口市の自衛官護国神社合祀事件、大阪高裁で勝訴。・・・・・・勝訴せる中谷さんのうれしそうな顔を見て感動す」(p.50)。お気に入りの『粗にして野だが卑ではない』の主人公石田禮助 (p.72)。”ワッペン”拒否者。夫人は、死後の申し出も断ったとか。…
【佐高信著、『城山三郎の昭和』、】「城山は佐橋の徹底した平和主義にも惹かれていた・・・・・・」(p.190)。『官僚たちの夏』の”風越信吾”こと佐橋滋。武装をしていれば安全かという反問。軍隊経験のある佐橋さんや城山さんの徹底した平和主義、それに対して”青年将校”中曽根のタカ派志向 (p.200)、両者を分かつものは? 斎藤貴男や魚住昭 (p.202)。『大義の末』を書いた城山さんの「強い反戦意識」。「・・・・・・戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。…
【佐高信著、『城山三郎の昭和』】田中正造についての『辛酸』(p.240)、金子直吉についての『鼠』(p.205)。「これでお別れだ」「お父さん、行った?」(p.136)、という夫人との関係も涙を誘う。城山さんの大学観 (p.161) は一読の価値あり。「・・・・・・大学生活から得た収穫が必ず生きるはず・・・・・・」。『素直な戦士たち』か、懐かしいな。たしか、最初に読んだ本かも。 『●『城山三郎の昭和』読了(1/3)』 『●『城山三郎の昭和』読了(2/3)』 『●『城山三郎の昭…