核の傘 の検索結果:
…だが日本は、米国の「核の傘」の下で安全を守ろうとする政策と合わないとして、ずっと署名を拒んできた。 68年前、世界で初めて、広島、長崎を原爆で攻撃された日本がなぜ賛同しないのか。 この夏には長崎市長が平和宣言で「被爆国としての原点に反する」と痛烈に批判した。 遅きに失したとはいえ、安倍政権が姿勢を転じたことは一歩前進といえよう。 ただ、手放しでは喜べない。 岸田外相は賛同する理由について「(声明の文言が)適切に修正された」と説明した。 ニュージーランドやスイスなどが練っている…
… 日本政府は米国の「核の傘」への影響を考慮して「共同声明」には賛同しなかった。将来の賛同には含みを残した。 だが、核の非人道性を確認するだけでなく、核リスク脱却と逆行する原子力政策の転換にもっと力をこめる必要がある。 安倍政権は原発輸出に前のめりだが、核拡散だけでなく被曝(ひばく)・環境汚染のリスク、放射性廃棄物問題の輸出になりかねない。NPTに背を向けるインドと原子力協定を結べば、NPT空洞化を進めることになる。 日本の余剰プルトニウム保有への世界の厳しい目に対しても、自覚…
…界最強の軍隊と大きな核の傘を持つアメリカがいた。だから不安や恐怖を押し殺して痩せ我慢ができた。極論すれば憲法9条の1項は、すべての国に共通する理念でもある。でも現行憲法には、軍事力と交戦権を放棄することを宣言した2項がある。アメリカに軍事的に庇護される国は数多いが、ここまでラディカルな宣言をした国はない。 その後に冷戦の時代が幕を開ける。ご近所はすべて銃を持っている。でも暴力に対して暴力の抑止は成り立たない。自衛の意識が戦争を起こすのだ。だから我が家は銃を持たないと決めた。ア…
…米国の軍隊に守られ、核の傘下に置かれている。 いつか人類は、戦争のない未来を実現させると思っています。 それなのに憲法9条を変えて強い軍隊を持とうとするのは、 時代を逆戻りさせることです」<押し付けなどではなく「世界の理想」の反映> 憲法を変えれば、新たな緊張も生まれる。 「世界で最も危険なのは中東ではなく、東アジアです。人口も、 軍事的にも密度が高い。北朝鮮、韓国、中国、台湾に加えロシア、 それと日本に基地を構える米国もいる。そんな中で9条を変えれば、 どこかで必ず紛争が起…
…。 また、アメリカの核の傘に護られながら、憲法9条を掲げるのは一国平和主義ではないかとの指摘もある。しかし、『映画日本国憲法』の中でジョン・ダワー氏は「なぜ日本はもっと自信を持ってアメリカに向かって自己主張をしないのか」と苦言を呈する。せっかく憲法の中で崇高な理念を掲げながら、アメリカに対する精神的な隷属から抜け出せないことこそが、戦後の日本の悲劇であり、またそれが昨今の浅薄な改憲論議の根底にあるのではないかと言うのだ。 いま日本は憲法を変えるべき時なのか。変えるとすれば、ど…