日々読学

Since 2007年12月06日(木) ~Activated Sludge ブログ~

●贖罪:足利事件再鑑定から12日後の2008年10月28日朝、飯塚事件久間三千年元死刑囚の死刑が執行


当時の森英介法相の執行命令の下、2008年10月28日朝、飯塚事件 久間三千年元死刑囚の死刑が執行された。当時の弁護士たちは、「贖罪」のために今も、異例の死刑執行後の再審請求を続けている。

 ウィキペディアによると、
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  【http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6

   
飯塚事件(いいづかじけん)とは、1992年(平成4年)発生した2人の女児が
  殺害された事件。状況証拠しか .... 2008年1028、当時の法務大臣である
  森英介によって死刑執行の命令が出され、福岡拘置所においてK(当時70歳)の
  死刑が執行され死亡した。
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   ●NNNドキュメント’13: 『死刑執行は正しかったのか
                        飯塚事件 “切りとられた証拠”』』 

 NNNドキュメント’13によると、足利事件飯塚事件、両事件のDNA型鑑定時期・鑑定方法・鑑定人が同じ。そして、科警研のDNA型鑑定(MCT118法)について、

   2008年10月16日 足利事件 再鑑定へ
   2008年10月28日 飯塚事件 死刑執行
   2009年 4月20日 足利事件 再鑑定で一致せず

・・・・・・そう、足利事件で誤鑑定であることが分かった時には、既に、久間さんの死刑が執行されていた。2008年10月16日にDNA型鑑定に疑問が生じた時点で、死刑執行は停止されておくべきだったのに・・・・・・。なぜ、急いで死刑執行したのか?、大変に大きな疑問である。

 また、科警研の元のネガフィルムがようやく公開されると、科警研がトリミングしており、「真犯人の可能性があるDNA型」が恣意的に(死刑判決の根拠になった)科警研鑑定書のフィルムから切り取られていた。もしトリミングされていなければ、久間三千年さんのDNA型とはまったく一致しないことが明らかだったはず。これは、足利事件のキーパーソン筑波大学法医学・本田克也教授の意見である。

 さらには、血液型判定も間違いであったらしい。現場で見つかった犯人の血液型はB型で、久間さんもB型だとされていたが、犯人の血液型は、単独犯である限り、AB型である、と先の本田教授は断言。 実は、事件直後、福岡県警科捜研は犯人の血液型をAB型としていたが、その後、科警研がB型とした経緯があった。これまでDNA型鑑定(MCT118法)がおかしいということのみが言われていたが、血液型判定までもがおかしかったわけだ。

 こんな明らかな見込み捜査で、しかも目撃内容や証拠もいい加減・・・・・・、なぜ、そんなに急いで死刑執行したのか? 「確定死刑囚の事件ひいては死刑制度への論争に波及するのを恐れ、執行に踏み切ったという見方」であるのならば、言葉を失う。

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  【http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E4%BA%8B%E4%BB%B6

   ジャーナリストの青木理は、そもそも物証自体の提出経緯が極めて唐突に
  出てきて証拠自体が微細なものであることなどを挙げているほか、司法、警察への
  取材の蓄積や経験から、死刑は「確実」な件のみ執行をするという法務省
  慣習を考えると、同時期に省および検察内部でDNA鑑定への信憑性が
  問題化していた足利事件が、確定死刑囚の事件ひいては死刑制度への論争に
  波及するのを恐れ、執行に踏み切ったという見方をしている。
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