

[↑ ※『「大川原化工機」冤罪 なぜ拘束を認め続けた ――― 裁判官に問う/沈黙する裁判所 追及にハードル』(朝日新聞、2026年4月7日[火])]
(2026年04月17日[金])
「沈黙」する裁判所。《「がんが分かってからも保釈の却下が続き、夫は『これでも人間なのかねえ』と、絶望の中で一言つぶやきました》(アサヒコム)。粟野仁雄さん《裁判官の判断は、どのようなものでも神聖不可侵なのか―。この問いに一石を投じ、裁判官の違法性を問う異例の国家賠償請求が提訴された》。
大川原化工機でっち上げ事件について、《裁判官の責任問う》ことは当然である ―――――― 《相嶋さんが生前に申し立てた保釈請求は、11カ月間で8回に及んだが、保釈はかなわなかった》、遺族側は《身体拘束を認めた裁判官計37人の判断は違法で、人身の自由を保障する憲法に違反する》(アサヒコム)と主張して、4月6日[月] に提訴。《次男(49)は「父は『正しいことがなぜわかってもらえないのか』と訴えながら、絶望の中で命を削っていった」と振り返り、「二度と同じ悲劇が繰り返されない社会にしたいと強く願っている」と話した。高野隆弁護団長は「この国の司法にまん延している人質司法の問題を問う重要な訴訟だ」と訴えた》(毎日新聞)。
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粟野仁雄さんによる、(毎日新聞)サンデー毎日の記事【大川原化工機冤罪事件 遺族が裁判官37人相手に“異例”提訴 体調悪化、がん判明にも7回保釈却下】(https://mainichi.jp/sunday/articles/20260414/org/00m/040/004000c)によると、《警視庁による捏造捜査の末、がんを患いながら保釈を認められず、勾留中に亡くなった大川原化工機元顧問・相嶋静夫さん。その遺族が、保釈を却下し続けるなどした裁判官37人の法的責任を問う国家賠償請求訴訟に踏み切った。「人質司法」を追認し続けた司法の不作為を問う歴史的な裁判となる。(ジャーナリスト・粟野仁雄/サンデー毎日4月26日号掲載)》。
「沈黙」する裁判所…画期的な裁判、裁判所はどう判断?
遠藤浩二記者による、毎日新聞の記事【「保釈却下の理由、裁判官に聞きたい」と提訴の遺族 大川原冤罪】(https://mainichi.jp/articles/20260406/k00/00m/040/236000c)によると、《訴状によると、相嶋さんは2020年3月に外為法違反容疑で逮捕・起訴され、約7カ月後に胃がんが判明。20年11月に勾留が一時停止されて外部の病院に入院したものの、21年2月に被告の立場のまま亡くなった。弁護側は8回にわたり保釈請求したが、東京地検が反対し、東京地裁も追認した。地検は21年7月に起訴を取り消したが、遺族側は「証拠資料を吟味すれば逮捕や勾留の必要性がないことが裁判官は容易に認識できた」としている》。
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【https://mainichi.jp/sunday/articles/20260414/org/00m/040/004000c】
サンデー毎日
大川原化工機冤罪事件 遺族が裁判官37人相手に“異例”提訴 体調悪化、がん判明にも7回保釈却下
2026/4/16 13:00(最終更新 4/16 13:00)
(記者会見に臨む(左から)相嶋静夫さんの次男と長男、
高野隆弁護団長=東京都千代田区で2026年4月6日、西夏生撮影)
警視庁による捏造捜査の末、がんを患いながら保釈を認められず、勾留中に亡くなった大川原化工機元顧問・相嶋静夫さん。その遺族が、保釈を却下し続けるなどした裁判官37人の法的責任を問う国家賠償請求訴訟に踏み切った。「人質司法」を追認し続けた司法の不作為を問う歴史的な裁判となる。(ジャーナリスト・粟野仁雄/サンデー毎日4月26日号掲載)
裁判官の判断は、どのようなものでも神聖不可侵なのか―。この問いに一石を投じ、裁判官の違法性を問う異例の国家賠償請求が提訴された。
4月6日、警視庁の捏造(ねつぞう)捜査で逮捕、長期勾留され、再三の保釈請求を裁判所に却下されて2021年2月7日に病死した大川原化工機(横浜市)の元顧問、相嶋静夫さん(享年72)の妻(77)と長男(52)、次男(49)が「父を死に追いやった裁判官37人の責任を問う」と、国に合計1億6800万円の損害賠償金を求めて提訴した。
次男が父の遺影、長男が訴状を手に東京地裁に入庁、原告弁護団と提訴手続きを終えて会見した。静夫さんの妻は「20年3月11日、警察は夫を連れ去りました。夫はこのお茶を一本持って警察に連行された。11カ月後にやっと自宅に帰ってきた時は骨壺(こつつぼ)に入った遺骨になっていた。体調を崩し、進行性胃がんになっていることをわかってからも保釈請求の執拗(しつよう)な却下が続き、夫は『これでも人間なのかねえ』と絶望の中で一言つぶやきました。死に至る病に罹(かか)っている人間に保釈却下をし続けた理由をお聞きしたい」と、書いてきた紙を静かに読み上げ、当時と同じお茶のペットボトルを見せた。
20年3月、警視庁公安部は「噴霧乾燥機を不正輸出した」との外国為替及び外国貿易法違反容疑で相嶋さん、大川原正明社長ら同社幹部3人を捏造捜査で逮捕した。相嶋さんは勾留中にがんが悪化したが、逮捕後の7度の保釈請求は却下され、ごく短時間の勾留一時停止で診断を受けたが手遅れだった。
第1回公判直前の異例の「起訴取り消し」で刑事法廷はなく、国賠訴訟で違法捜査が認定され、昨年6月、警視庁と検察庁は遺族に直接謝罪した。しかし、逮捕や勾留の令状を発付し、保釈を却下し続けた裁判所は謝罪していない。
長男が「裁判官は何も考えていなかった」と怒るように、裁判官は輪番制で………………。
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【https://mainichi.jp/articles/20260406/k00/00m/040/236000c】
「保釈却下の理由、裁判官に聞きたい」と提訴の遺族 大川原冤罪
毎日新聞
2026/4/6 20:13(最終更新 4/6 20:39)
mainichi.jp
会見に臨む相嶋静夫さんの長男(中央)と次男(左)、高野隆弁護団長=東京都千代田区で2026年4月6日、西夏生撮影(https://mainichi.jp/graphs/20260406/mpj/00m/040/086000f/20260406mpj00m040073000p)
化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件で、胃がんが見つかりながら保釈されずに亡くなった元顧問の相嶋静夫さん(享年72)の遺族が6日、国を相手取り約1億6800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。逮捕状の発付や保釈を認めない判断に関わった計37人の裁判官の責任を問うことが目的で、遺族は「保釈を却下し続けた理由を裁判官に聞きたい」と訴えた。
訴状によると、相嶋さんは2020年3月に外為法違反容疑で逮捕・起訴され、約7カ月後に胃がんが判明。20年11月に勾留が一時停止されて外部の病院に入院したものの、21年2月に被告の立場のまま亡くなった。弁護側は8回にわたり保釈請求したが、東京地検が反対し、東京地裁も追認した。地検は21年7月に起訴を取り消したが、遺族側は「証拠資料を吟味すれば逮捕や勾留の必要性がないことが裁判官は容易に認識できた」としている。
(相嶋静夫さんが身柄を拘束された際、唯一持っていたお茶と
同じものを報道陣に向けて掲げる相嶋さんの妻=東京都
千代田区で2026年4月6日、西夏生撮影)
提訴後の記者会見で、相嶋さんの妻(77)は、ペットボトルのお茶を手に「夫はこのお茶を1本持って、警察に連行された。11カ月後にやっと自宅に帰ってきた時は、骨つぼに入った遺骨になっていた」と当時を振り返った。胃がんの進行で体調が悪化する状況でも裁判官による保釈却下が続き、相嶋さんが「これでも人間なのか」とつぶやいたことを明かした。
罪を認めなければ簡単に保釈されない問題は「人質司法」とも呼ばれる。長男(52)は「裁判所に正面を切って声を上げられるのは私たちしかいない。今、私たちが声を上げなければ、人質司法は数十年改善されず、また新たな被害者がでる」と語った。
mainichi.jp
大川原化工機冤罪事件を巡る保釈請求の流れ(https://mainichi.jp/graphs/20260406/mpj/00m/040/095000f/20260406k0000m040159000p)
次男(49)は「父は『正しいことがなぜわかってもらえないのか』と訴えながら、絶望の中で命を削っていった」と振り返り、「二度と同じ悲劇が繰り返されない社会にしたいと強く願っている」と話した。高野隆弁護団長は「この国の司法にまん延している人質司法の問題を問う重要な訴訟だ」と訴えた。
東京地裁の後藤健所長は6日、遺族側からの提訴について「具体的な事件についてのコメントは差し控える」とした。
憲法が保障する「裁判官の独立」の観点から、東京地裁や最高裁は相嶋さんの保釈に関する検証はしていない。最高裁は1月に全国の刑事裁判官約70人を集めた研究会を開き、保釈のあり方を議論した。【遠藤浩二】
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